高速道路が11トンのマヨネーズで埋まる

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4日、静岡県菊川町内の東名高速で、大型トラックが大型トレーラーに追突する事故が起きた。トラックの荷台から積荷のマヨネーズ約2万8000本(約11トン)が散乱、路面がマヨネーズまみれとなった。

静岡県警・高速隊によると、事故が起きたのは4日の午後8時50分ごろ。菊川町牛渕付近の東名高速道路上り線で、36歳の男性が運転する大型トラックが、故障のために登坂車線に停車していた44歳の男性が運転する大型トレーラーに追突した。

追突の衝撃によって、大型トラックの荷台に積んであったマヨネーズ入りのダンボール916箱が次々と本線上に落下。落下の衝撃で箱は大破して中身が漏れ、トラックの後方100mほどの路面がマヨネーズまみれとなった。

マヨネーズは一般用として販売される1本400グラムのチューブ入りタイプで、1箱に30本入っていた。落下した916箱に入っていた総数は2万7480本。重量換算で約11トン分が本線上に撒き散らされた。

油脂類であるために水を流すだけでは除去ができず、事故現場を含む袋井インターチェンジ(IC)〜相良牧之原IC間を通行止めにして、日本道路公団の職員や警察官が出動し、手作業で除去に当たった。

事故発生から閉鎖までは約1時間を要したため、この間にマヨネーズを踏み潰したクルマも多数いた。このため“汚染”された範囲は約300m区間となり、作業が難航したこともあって復旧までには約5時間を要した。

現場は片側3車線。左側1車線分が登坂車線となっており、路側帯は無い。トレーラーはエンジンが故障し、加速できなくなったために登坂車線に停車していたという。

《石田真一》

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