三菱自動車工業は24日、米国の販売金融子会社が11月に金融債権を一部売却したのに伴い、2004年9月中間決算を訂正したと発表した。今後売却が予定されているものも含めて発生する129億円の売却損失を、中間決算に反映しておくことにしたもの。
これにより、連結経常損失は11月発表の976億円から1106億円に、最終損失は1461億円から1787億円となり、それぞれ赤字幅が膨らんだ。
一方、単体の9月中間決算も米国金融子会社の純資産価値下落によって生じた664億円の株式評価損を反映させた。この結果、最終損失は11月発表時の854億円から1517億円と訂正された。同時に05年3月期通期の単体純利益見通しも、最終損失が1500億円から2160億円に増大すると訂正している。