マツダは、宇品第1工場の火災に関して記者会見を開き、生産再開の見通しが立たないことを明らかにした。復旧作業を急ぐ方針だが、再開までは時間がかかりそうだ。
同社は15日深夜に宇品第1工場の塗装工場で火災が発生、8100平方メートルを焼失した。
同日未明に緊急対策本部を設置したものの、消防や警察の現場検証が終了するまでは、現場に立ち入ることもできないことや、焼失の範囲が大きいことから、生産再開の見通しは立っていない。
宇品第1工場では、『デミオ』や『ベリーサ』、『MPV』などを日産1000台レベルで生産している。国内の防府工場も欧州向け販売が好調なため、フル生産状態で、生産移管も困難だ。