元同僚女性につきまとい、タイヤをパンクさせる

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栃木県警は10日、元同僚の女性につきまとい行為を行い、この女性が使っていたクルマのタイヤをパンクさせていたとして、二宮町に在住する41歳の男を器物損壊の容疑で逮捕した。

この女性は以前から同様の被害に遭っており、警察では余罪についても追及する方針だ。

栃木県警・生活安全企画課、同・宇都宮中央署によると、器物損壊の容疑で逮捕されたのは、二宮町内に在住する41歳の男。直接の逮捕容疑は10月20日に発生したタイヤのパンク事件。

この男は同日の午前10時45分ごろ、宇都宮市戸祭元町内の駐車場に侵入し、以前同じ職場に勤務していた30歳代の女性が所有する乗用車に接近。千枚通しのような鋭利な刃物を使ってタイヤ4本に穴を開け、パンクさせた疑いがもたれている。

被害を受けたクルマを所有する女性は昨年8月以降、同様の被害を5回受けており、警察に相談。女性のクルマだけが被害を受けていることから、何者かがこの女性のみに対する嫌がらせをしているものと判断した。

警察では嫌がらせ目的の事件として捜査を開始していたが、同日の夜になってから、被害者の元同僚で、41歳の男が上司に連れられて出頭。犯行を容認したために器物損壊容疑で緊急逮捕した。

警察の取り調べに対し、この男は「女性に好意をもっていた」などと供述。被害を受けた女性も男のつきまといを認識していたことから、同署ではストーカー的な犯行の疑いも含め、さらに調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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