2リットルエンジン、5ナンバーボディ、3列シートミニバンの『ラフェスタ』。
ライバルとなるのは「トヨタ『ウィッシュ』、『アイシス』、あとホンダ『ストリーム』です」(日産自動車マーケティング本部・澤原明典氏)。いずれも1.8−2.0リットルの5ナンバーミニバンだが、後発のラフェスタに勝算はあるのか。
「競合モデルが流線型のボディなのに対して、ラフェスタは角型ボディを採用し、ウィンドウ面積を広く取るなど、開放感を第一に考えて作りました。コンセプトはウィッシュやストリームとは一線を画すもので、充分に独自性をアピールできると思っています」(澤原氏)
ミニバンユーザーはセダンやスポーティカーに比べ、ブランドロイヤリティが低いと言われている。クルマの出来が良ければ、後発でもライバルを食うことは充分に可能だ。窓が小さく、閉所感の強いモデルを好むと考えられてきた日本のユーザーが、開放感をコンセプトとするラフェスタをどう見るか、注目される。