自動車教習所の教官、酒気帯びで逆走

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静岡県岡部町内の国道1号線バイパスで、自動車教習所で教官を務める36歳の男が運転する乗用車が逆走し、対向してきたトレーラーと接触する事故が起きた。

男は現場から逃走したが、約1km先で発見され、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕されている。

静岡県警・藤枝署、同・静岡中央署によると、事故が起きたのは11月28日の午後11時40分ごろ。

岡部町内谷付近の国道1号バイパス下り線で、逆走してきた乗用車が順走していた49歳の男性が運転するトレーラーと接触。

トレーラーは接近してくる逆走車に気づき、急ブレーキを掛けたが、後続の軽自動車と乗用車が回避できず、これに追突した。この事故によって、軽自動車に乗っていた2人が軽傷を負っている。

逆走した乗用車は止まらずにそのまま逃走。途中の交差点からは上り車線(順走側)に入り、そのまま静岡方面へと走り続けた。

数分後、事故発生の通報を受けて周辺のパトロールをしていた静岡中央署のパトカーが車体に接触痕のあるクルマを発見。

強制的に停車させて、運転していた36歳の男に職務質問を行ったところ、アルコール臭が漂っていることに警官が気づいた。アルコール検知を実施し、酒気帯び相当量を確認したため、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。

その後の調べで、男は自動車教習所の教官であることが判明。通勤ではクルマを使用しており、直前まで焼津市内の飲食店で酒を飲み、静岡市内の自宅に帰る途中で事故を起こしたという。

警察では男を厳しく追及し、逆走に至った経緯を調べるとしている。

《石田真一》

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