台風並みの強風、トラックを横倒し

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27日午前、福島県郡山市内の国道49号線で、オホーツク海周辺で台風並みに発達した低気圧の影響によってもたらされた強風により、走行中の大型トラックなど合計4台が横転する事故が起きた。この事故で3人が軽傷を負っている。

福島県警・郡山北署によると、事故が起きたのは27日の午前11時15分ごろ。郡山市熱海町玉川付近の国道49号線で、走行中の大型トラック2台と普通トラック1台が強風に煽られて次々に横転。このうちの1台に乗っていた46歳の男性運転手が腕などを打撲する軽傷を負っている。

現場は水田の中を突き抜けるように設置された片側2車線のバイパス。トラックが転倒した場所は磐梯熱海大橋と呼ばれる高架橋で、風を遮るような建築物が一切なく、このためにトラックの荷台部分を風が直撃したものと推測されている。

また、この事故と前後するように郡山市逢瀬町多田野北田付近の県道でもトラック1台が風に煽られ、進むことができなくなった。横転を防止しようと44歳の運転手と、通り掛かった別のクルマの運転手が荷台が倒れこまないように支えてていたが、ここを強風が直撃。結局は2人の側に倒れ掛かり、2人とも足などに軽傷を負っている。

この強風はオホーツク海周辺で台風並みに発達した低気圧の影響によるもので、事故現場を含む福島県中通り地方では、事故の約1時間前の午前10時8分ごろに最大瞬間風速30.9mを記録している。

《石田真一》

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