スバルは24日に開催した「04-05年モータースポーツ記者会見」で、WRカーはじめラリー競技車の開発において、日本での作業を増やす方針を明らかにした。すでに05年型WRカーのデザインはデザイン部東京スタジオで完成したという。競技車と市販車との関連を強化するわけだ。SWRT:スバルワールドラリーチームの東稔也メーカー代表は「ひとつには、競技車のベースとして市販車の改造範囲は限られる。基本性能の高い市販車をデザインするため。そして、モータースポーツで形成されたスバルらしさを市販車のデザインで表現するため」と説明する。デザイン部などスバル市販車の開発も監督する、スバル商品企画本部の森宏志プロジェクトマネジャーも、「市販車の最高性能モデルをWRカーに改造していたのが従来。スバルでは今後これに加え、“ベース車で出来ること”の性能向上に努める」と語る。SWRTエースドライバーのペター・ソルベルグは「市販車の開発とWRカーの開発とが密接につながっているのは、日ごろ運転するクルマとしていいことだと思う。昨日もそういうロードカーのテストしたんだけどとても調子がいい。信じられないくらいのパフォーマンスがでてるよ」と、同意する。05年型WRカーのデザインは、アンドレアス・ザパティナス率いる先行デザインチームが手がけている。ちなみに従来型はピーター・スティーブンス(ロータス、マクラーレン、MGローバーなどで活躍)がデザインしていたが、市販車デザイナーが競技車のデザインをフィードバックするのに雑誌を見て調べることがあったほど、市販車と競技車ではデザイン開発に“距離”があったという。
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