悪質な罰金未納者を労役場に収監…宇都宮地検

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検察庁・宇都宮地検は17日、交通違反の摘発を受け、罰金刑が確定しながらも支払いを拒否している悪質な未納者4人を今月16日までに収監したことを明らかにした。一斉収監が行われるのは今年5月に続き、これが2回目となる。

宇都宮地検によると、今回一斉収監の対象となったのは、小山区検管内に在住する20−50歳代の男4人。

この4人は飲酒運転などの違反を行い、罰金刑が確定をしたにも関わらず、その納付を理由なしに拒み、数度の督促にも応じようとしなかったという。

今回の一斉収監に先立ち、同地検では悪質な未納者15人をピックアップし、「支払えない場合には収監する」として、10月15日から専従チームによる最終的な督促を開始した。

最長未納期間は約7カ月だったが、最終督促の実施によって10人が罰金の支払いを行い、1人は「支払う資金がない」として当初から労役場入りを希望した。残る未納者は4人となったが、この4人は最終的な督促も無視したため、今回の収監が決まった。

収監直前、さらに1人が罰金支払いに応じたが、3人は黒羽刑務所足利拘置支所の労役場に収監された。罰金額はそれぞれ異なるが、最長で500日の労役が科せられる未納者もいたという。

《石田真一》

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