【ユピテル パンテーラ】市場動向、企業動向

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ユピテル工業は、国産初の高機能型カーセキュリティ(防犯アラーム)、『パンテーラ』シリーズを、カーセキュリティ販売大手のプロテクタを通じて、12月1日より発売する。プロテクタの水谷太郎代表取締役社長は「市場が圧迫されるおそれがあった」と語る。

「セキュリティ機器市場では、純正防犯装置や簡易型セキュリティ機器の普及によって、プロテクタの得意とするハイエンド市場が縮小するおそれがあった。また従来の輸入製品は供給が不安定だったり、日本市場の特性や法規に必ずしも適合しない場合があった」

そこでプロテクタは販売店ながらも、自ら製品開発することを検討していた。

いっぽうユピテルは、すでに自社で「アギラス」ブランドでセキュリティ機器を製造販売しており、こちらもハイエンド市場への展開を意図していた。プロテクタとは別に、世界最高のセキュリティの開発を始めた。

ハイエンド・セキュリティ機器は取り付けや販売に、ノウハウが必要とされる。ユピテルでは、いくつかのショップの協力を得て、取り付け技術と機器本体の性能との統合・整合作業を進めるうちに、プロテクタにたどり着いた。

そしてユピテルとプロテクタの目指す方向が同じであったことから、パンテーラの誕生となった。

《高木啓》

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