4日、岐阜県白川町内の国道で、原付バイクや普通トラックなど5台が関係する多重衝突事故が発生し、原付バイクを運転していた男性1人が死亡、トラックや乗用車に乗っていた合わせて6人が重軽傷を負っている。
岐阜県警・加茂署によると、事故が起きたのは4日の午後2時10分ごろ。白川町坂ノ東付近の国道41号線で、道路工事による片側1車線規制によって生じた渋滞の車列に対し、これに気づくことに遅れた普通トラックが突っ込んだ。
この事故で前方にいた原付バイクや乗用車など4台が次々に押し出され、列の中間付近にいた原付バイクがクルマとの間に挟まれた。バイクは転倒し、運転していた男性が頭などを強く打って死亡。トラックや乗用車に乗っていた合わせて6人が重軽傷を負って病院に収容された。
現場は見通しの良い直線道路だが、事故当時は測量工事による片側1車線規制が行われており、小規模な渋滞が発生していたという。
警察では普通トラックの運転手がこの渋滞を見落とし、減速しないまま前方の車列に突っ込んだ可能性が高いとみて、重傷を負った運転者の回復を舞って業務上過失致死傷容疑で事情を聞くとともに、死亡した男性の身元の特定を急ぐとしている。