おれおれ詐欺ではない、これは脅迫だ

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徳島県警は27日、徳島市内の高校に通う女子生徒25人の自宅に、いわゆる「おれおれ詐欺」の亜種とみられる電話が集中して掛けられていたことを明らかにした。被害は出ていないが、警察では学校関係者などを通じて警戒を呼びかけている。

徳島県警・捜査2課によると、おれおれ詐欺とみられる電話が徳島市中心部にある高校に通う女子生徒の自宅に掛かってきたのは午前9時から正午ごろまでの3時間。いずれも「わたし、わたし」、「お母さん、私…」などと、若い女の声から始まっている。

最初に若い女が泣きながら「私、事故を起こしちゃった」などと言い始め、直後に代った男が「道路に飛び出してきたお宅の娘さんを避けるために1500万円するベンツに傷がついた」などと脅すというもの。

男は途中で自分が暴力団員であることをほのめかし、「娘さんには事務所に来てもらっている。無事に帰して欲しかったら修理代と慰謝料を大至急振り込め」などと脅し、それぞれ100-300万円程度の現金を要求した。

電話を受けた保護者は学校に問い合わせたが、24人全員が学校に登校していることが確認されており、電話の内容が虚偽だということが判明した。

実際に振込んだなどの被害も無かったが、学校では電話が掛かり始めてから、説明と生徒の所在確認作業に追われ、授業や事務業務が混乱したという。

警察ではおれおれ詐欺の亜種とみているが、「暴力団員を名乗り、振り込まなくては娘に身の危険が生じると明言しており、詐欺というよりは脅迫に近い」として、警戒を強めている。

被害が集中したのは、同じ高校に通う3年生の女子生徒で24人。1年生の女子生徒1人と、同男子生徒1人の自宅にも同様の電話が掛かっているという。

このため、犯人は何らかの手段で生徒名簿を入手した可能性が高いとみて、学校関係者からも事情を聞いている。
《石田真一》

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