早く家に帰ろうと、パトカーを乗り逃げ

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25日、岐阜県羽島市で泥酔した男が整備中のパトカーを盗み出し、これを乗り回しているところを交通検問中の警察官が発見し、窃盗容疑で逮捕する事件が起きた。警察ではパトカーが盗まれたことには気づいていなかったという。

岐阜県警・羽島署によると、事件が起きたのは25日の午後4時10分ごろ。笠松町相生町付近の県道で交通検問を実施していた同署の交通課員が、ふらふらとした挙動で走ってくるパトカーを発見。不審を感じてこれを抑止した。

運転していたのは警察官ではなく、泥酔状態だった43歳の男。男は警察官の問いかけに対して「家に早く帰りたかったので、止まっていたパトカーを拝借した」などと供述。盗んだことを大筋で認めたため、窃盗の現行犯で逮捕している。

この男は同日の午後3時40分ごろ、笠松町内の病院で泥酔して暴れているところを同署・地域課員に保護され、一時同署に連行されていた。

その後、説諭を受けた後に釈放されたが、この際に男は同署に隣接する岐阜県警・車両整備センターに侵入。鍵を付けて整備レーンに止まっていたパトカーに乗り込み、そのまま走り去ったものとみている。

事件当日、この整備センターでは26台の車両が定期点検などを受けていた。中には7人の作業員が働いていたが、盗難が起きた建物とは違うところにいたため、パトカーを持ち去られた事実には気づいておらず、したがって「盗まれた」という通報もなされていなかった。

検問で偶然発見されたから良かったものの、犯罪に悪用されるという可能性もあったことから、県警では整備センターに車両管理の徹底を求めるとともに、不審者を立ち入らせないなどの直接的な防止策を強化し、同様事件の再発防止に努めるとしている。
《石田真一》

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