「インターネットITS協議会」は13日、試作車両などを使ったデモンストレーションを報道陣に公開した。
インターネットITS協議会は、こうした様々なサービスを実現するための共通基盤(ハード・ソフト)作りが主な仕事。すでに作業は佳境に入っており、来年中には共通基盤が完成、06年から協議会の会員各社が採算性などを考慮したうえでサービスを開始する見通しという。
共通基盤は会員各社に限定するのではなく、ISOなど他団体などにも働きかけて世界標準を目指す。今のカーナビやテレマティクスサービスのように、ハード、ソフトともバラバラなままでは、コンテンツプロバイダーや利用者にとって不便なだけでなく、関連市場成長の大きな阻害要因になる。
インターネットともつながる車載共通基盤の完成は、ITS市場の成長にとって見逃せない追い風になりそうだ。