三菱ふそうのバスで事故…リコール改修、間に合わず

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6日、大阪府大阪市内の線で、路線バスが、前に割り込んできたクルマを回避しようとした際、後部非常口に隣接した座席のロックが外れ、座っていた女性が前の座席に顔面を打ち付け、軽傷を負う事故が起きた。

大阪府警・天満署、大阪市交通局によると、事故が起きたのは6日の午後6時ごろ。

大阪市交通局の運行するJR大阪駅前から鶴町4丁目行きの路線バスが、大阪市北区曽根崎新地2丁目付近の国道2号線を走行中、前に割り込んできた乗用車との衝突を回避するため運転手が急ブレーキを掛けた。

この時、後部非常口に隣接する座席のロックが突然外れ、座席に座っていた41歳の女性がシートごと投げ出された。

女性は前の座席に顔面を強打。近くの病院に運ばれたが、あごなどを打撲する全治5日間の軽傷を負っている。

バスは三菱ふそう製。問題のシートは非常口を使用する際に前側に倒して、通行するスペースを作るための可倒式となっており、普段は固定金具でロックする構造になっている。

ところが三菱ふそうは9月22日、この固定金具に問題が生じているとしてリコール対象に含めることを発表している。

大阪市交通局が所有するリコール対象車は事故車を含む161台。このうちの6台については三菱ふそうが定めた安全基準を下回っていることが確認されている。

同局では今回の事故車両と安全基準を下回っていた2台の合計3台を使用禁止にしたが、安全基準を下回っていることが確認された4台については、営業所配置の定数から「車両ごと使用停止にすると定時運行が確保できない」として、座席のみの使用禁止に留めた。

また、他の154台についても、同様に当該の座席のみを使用禁止とする措置を当面の間行う予定だ。
《石田真一》

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