日産自動車と横浜市は、2002年サッカーワールドカップ(W杯)の決勝戦会場となった横浜国際総合競技場の命名権(ネーミングライツ)を、日産が取得することで基本合意した。
05年からの5年契約で取得金額は23億5000万円。日産の松村矩雄副社長と中田宏横浜市長が7日午後、会見して発表する。
競技場の名称は「日産スタジアム」とする。同競技場は日産が親会社となっているサッカーJリーグの横浜F・マリノスの本拠地でもある。日産は2010年に横浜に本社機能を移転することになっており、横浜からの情報発信を強める。
横浜市は昨年5月から7月まで、「年5億円、5年以上」の条件で命名権の買い手を募集し、200社近い企業が関心を示したものの合意には至らなかった。