トヨタ自動車系の豊田紡織、アラコ、タカニチの内装部品3社が合併した新会社「トヨタ紡織」(愛知県刈谷市)が1日発足した。トヨタの海外生産拡充に対応、シートやドアトリム、天井などを得意とする3社が合併し、体質を強化する。
社長にはアラコ社長だった本並正直氏が就任した。また、副社長にはトヨタから今年、豊田紡織副社長に就任していた豊田周平氏が就いた。
新会社の連結売上高は2006年3月期に7150億円となる見通し。本並社長は2010年代初頭に売上高を1兆円に拡大させる戦略を描いている。
合併に伴い、アラコの車体組立部門は、同日付でグループのトヨタ車体に吸収された。