パトカーに追跡されたバイク、クルマ2台と衝突

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11日、岐阜県各務原市内の市道交差点で、パトカーの追跡を受けていたバイクが一時停止標識を無視して強引に進行してクルマ2台と相次いで衝突する事故が起きた。

衝突によってバイクは転倒し、ヘルメット未着用で運転していた16歳の少年が死亡している。

岐阜県警・各務原署によると、事故が起きたのは11日の午前5時30分ごろ。各務原市内をパトロールしていた同署・地域課のパトカーが、ヘルメット未着用の少年が運転する2台のバイクを発見。マイクを使って停止を命じた。

しかし、バイクはこれを無視して逃走。直後に二手に分かれた。パトカーは赤色灯を使用した状態で、このうち1台の追跡を開始した。

パトカーは30-40m程度の車間を保ち、マイクで停止を呼びかけながら追走したが、バイクはその後も数回の信号無視を繰り返しながら逃げ続けた。

バイクは各務原市那加日吉町付近の信号機が設置されていない市道交差点を通過しようとした際、交差する道路を走行してきた2台のクルマと相次いで衝突。バイクは衝突によって転倒し、運転していた少年が路上に投げ出された。

少年は近くの病院に収容されたが、頭を強打しており、間もなく死亡した。

現場の交差点は少年が走行してきた側に一時停止標識が設置されており、警察では少年がこれを無視して強引に交差点に進入した結果、事故が起きたとしている。

追跡については「正当な職務の一環であり、車間距離や速度も適正だった。追跡が事故に結びついたとは考えられない」とコメントしている。

《石田真一》

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