また逆走事故…根本的な解決策が見出せない

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4日、静岡県静岡市内の国道1号線バイパス上り線で、軽ワゴン車が逆走し、乗用車と正面衝突する事故が起きた。逆走車を運転していた男性が死亡、順走車を運転していた男性が右足骨折の重傷を負っている。

静岡県警・清水署によると、事故が起きたのは4日の午後10時ごろ。静岡市清水興津東町付近の国道1号線バイパスの上り線を下り方向に逆走している軽ワゴン車を複数のドライバーが発見。「逆走してきた軽ワゴン車と衝突しそうになった」などと相次いで通報してきた。

同署ではパトカーを出動させて逆走車の追跡を開始したが、通報が入り始めてからわずか数分後、26歳の男性が運転する乗用車と正面衝突し、大破している軽ワゴン車を発見した。

軽ワゴン車を運転していたのは60歳の男性で、胸を強打したことが原因で間もなく死亡。順走車を運転していた男性も破壊された車体に足を挟まれ、右足を骨折する重傷を負っている。

現場は片側2車線で、上下線は中央分離帯で仕切られている。警察では逆走車を運転していた男性が道を誤り、出口から進入したものとみている。

静岡県内の国道1号線バイパスでは、8月22日に浜松市内で75歳の男性が運転するクルマが逆走し、4人が死亡する事故が発生している。

逆走を防止するための対策は様々な手段が検討されているが、有効で確実な方法が無いのが実情だ。

《石田真一》

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