大手コンビニエンスストアのローソンは、9月1日付けでヤマト運輸に対し「宅急便」取扱い業務委託の新契約を締結するよう申し入れたと発表した。
同社は、ヤマト運輸との現在の契約が11月19日に失効するため、その後も宅急便を取り扱えるよう新契約を締結するよう申し入れた。これに対しヤマト運輸は、これまで同社が主張してきたスタンスに変わりはなく「提案を受け入れる意思はない」としている
ローソンは8月18日、日本郵政公社のゆうパックを全国約7800店で11月中旬から取り扱うことで合意したと発表。ヤマト運輸に対しては宅急便とゆうパックの併売を行いたいと申し入れている。
これに対してヤマトは「税制面などで優遇措置を受けている特殊な団体と同じ土俵での競争はできない」と反発。ローソンの申し入れを断り、11月中旬で契約を解消するとしている。