27日、三重県名張市内で、女性が坂道を後退してきた乗用車にはねられる事故が起きた。女性は頭を強打しており、事故から約12時間後に死亡した。警察ではクルマを運転していた61歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。
三重県警・名張署によると、事故が起きたのは27日の午前11時30分ごろ。名張市桔梗が丘三番町付近の市道で、近くを住む81歳の女性が歩いていたところ、坂道を後退してきた乗用車にはねられた。
女性は転倒した際に後頭部を強打。すぐに近くの病院に収容されたが、事故から約12時間後に死亡している。
警察ではクルマを運転していた61歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。男性は取り調べにたいして「携帯電話の応対に気を取られ、クルマが勝手に後退を始めたことに気づくのが遅れた」などと話しているという。