無免許運転のバイク、警官に追跡され立ち木に激突

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27日、神奈川県横浜市内で、警察官に追跡されていた2人乗りのバイクが民家敷地内にある立ち木に激突。後部座席に乗っていた15歳の少女が頭を強打して死亡する事故が起きた。バイクを運転していた15歳の少年も軽傷を負っている。

神奈川県警・旭署によると、事故が起きたのは27日の午前3時55分ごろ。これより5分前の同日の午前3時50分ごろ、横浜市旭区今宿東町付近の国道16号線で、ヘルメットを着用せずに2人乗りで走行するバイクを交番に勤務していた同署員が発見した。

署員は交番に配置されているバイクに乗って追跡を開始。約800mに渡ってバイクを追尾したが、旭区鶴ケ峰本町近くの市道で振りきられ、見失った。

署員はその後もバイクが逃走した方向に向けて走り続けたが、途中で「ドーン」という激しい音を聞き、周辺を捜索したところ民家敷地内の立ち木に激突しているバイクを発見した。

バイクの周囲には2人の男女が倒れており、警官の119番通報によって駆けつけた救急隊員によって近くの病院に搬送されたが、後部座席に乗っていた15歳の少女が頭を強打し、事故から約1時間後に死亡。運転していた15歳の少年も額を切るなどの軽傷を負った。

警察では運転していた少年を業務上過失致死と道路交通法違反(無免許運転)で検挙する方針だ。また、2人が乗っていたバイクは盗難届の出されたものであることも判明しており、少年を厳しく追及してバイクの入手経路についても明らかにするとしている。

《石田真一》

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