2輪車用のエアバックは可能だろうか? 4輪車のドライバーと違い、ライダーのライディングポジションは様々(特に衝突寸前は)。的確にエアバックが作動しなければ、ライダーが路上へ投げ出される恐れもある。
そう考えると2輪車用エアバックは事実上不可能に思えてくる。しかし2輪車トップメーカー、ホンダは諦めようとはしていない。
近年急激に発達しているシミュレーション技術があるからだ。開発担当技術者によると、まだ最低400通りの衝突実験が必要だという。それをコンピュータ・シミュレーションで補うのだ。
では、衝突実験のほとんどを仮想化してしまうのか? いやいや、200通りは実際にドカーンと衝突させてデータ収集が必要だという。
今回参考展示されたエアバックは、「近年中の市販」を目指している。(ホンダミーティング、24−26日)