北海道警は21日、駐車中のトラックからエンジンのみを盗み出していたとして、22歳の男を筆頭とするグループ3人を窃盗容疑で20日までに逮捕していたことを明らかにした。
昨年秋ごろから北海道内では同様の被害が相次いでおり、警察では関連を調べていく方針だ。
北海道警・士別署によると、今回窃盗容疑で逮捕されたのは、札幌市内に住む22歳の男と、この男の共犯として逮捕された25歳の男2人の合わせて3人。
調べによるとこの3人は共謀し、昨年秋ごろから道内を転々としながら、砕石工場や運送会社の駐車場に侵入。駐車中のトラックやダンプなどからエンジン部分のみを盗むという犯行を繰り返していた。
トラックのエンジンが盗まれるという被害は道内でこれまでに50件近くが報告されているが、逮捕された男たちはこのうち数件については犯行を認めているという。
警察では残る事件についてもこのグループが関与したが、あるいは逮捕された3人以外の仲間が
いる可能性もあるとして、逮捕された3人を厳しく追及するとともに、盗んだエンジンの転売先についても調べを進める。