容疑者移送中の覆面パトカーに追突、多重衝突事故へ

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15日、山口県周南市内の山陽自動車道で、山口地検に容疑者を移送中だった山口県警の捜査車両を含む6台が関係する多重衝突事故が発生した。

この事故で捜査車両に乗っていた容疑者を含む4人と、他のクルマに乗っていた5人の合わせて9人が軽傷を負っている。

山口県警・高速隊によると、事故が起きたのは15日の午前8時50ごろ。周南市夜市付近の山陽自動車道下り線で、山口地検に窃盗事件の容疑者を移送していた下松署の捜査車両に対し、後続を走っていた42歳の男性の運転する乗用車が追突した。

捜査車両は衝突の弾みで横転。事故を起こした2台のクルマを回避しようと後方でトラックが急ブレーキを掛けたが、これに別の後続車が突っ込むなど、合計6台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で捜査車両に乗っていた容疑者1人と警官4人、そして後続車の運転者など5人の合わせて9人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。

現場は片側2車線の緩やかなカーブで、前方の見通しはあまり良くない地点。事故当時には弱い雨が降っており、路面は滑りやすくなっていたようだ。

《石田真一》

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