豪雨でスリップと視界不良? まさかの死亡事故

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15日、三重県伊勢市内の国道23号線で、交差点を右折しようとしていた軽トラックがスリップして半スピン状態に陥り、直進してきた乗用車と衝突する事故が起きた。この事故で乗用車側の2人が死亡、1人が重傷を負っている。

三重県警・伊勢署によると事故が起きたのは15日の午前8時ごろ。伊勢市村松町付近の国道23号線で、交差点を右折しようとしていた63歳の男性が運転する軽トラックが、加速した瞬間に濡れた路面でスリップ。対向車線側で半回転のスピンをして、その場で立ち往生した。

この直後、国道を直進していた54歳女性の運転する乗用車が、減速が間に合わず軽トラックの荷台付近に衝突し、運転席付近を中心に大破した。

運転していた女性が収容先の病院で死亡が確認されたほか、助手席に乗っていた68歳の女性が頭を強打し、事故から約1時間30分後に死亡。後部座席に乗っていた73歳の女性もシートバックで顔面を強打する重傷を負っている。

軽トラックを運転していた男性は全治1週間程度の軽傷で済んでいる。

調べによると、事故当時の現場は一時的に強めの雨が降っており、路面は滑りやすかった。片側2車線の直線道路で本来なら見通しも良好なのだが、雨によって視界が悪化していた可能性も高いとみられている。

警察では業務上過失致死傷の容疑で軽トラックを運転していた男性から引き続き事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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