虫を追い払おうとして正面衝突

自動車 社会 社会

14日、山形県温海町内の国道で、センターラインをオーバーして対向車線に進入してきた乗用車と、順走していた乗用車が正面衝突し、双方の運転者が重軽傷を負う事故が起きた。

車線を逸脱した乗用車の車内に飛び込んできた虫を追い払おうとしているうちに、ハンドル操作を誤ったのが事故の原因とみられている。

山形県警・温海署によると、事故が起きたのは14日の午前10時10分ごろ。温海町五十川付近の国道7号線で、58歳の男性が運転する乗用車がふらふらとした挙動を繰り返した直後、センターラインを越えて対向車線側に飛び込んだ。

この際、対向車線には46歳男性の運転する乗用車が順走しており、これを回避することができずに正面衝突した。この事故で順走していた側の運転者が左手首の骨を折る重傷を、逸脱側の運転者と双方のクルマの同乗者の合わせて5人が打撲などの軽傷を負っている。

警察では逸脱した側のクルマを運転していた男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、この男性は警察の取り調べに対して「窓を開けて走行していたら、虫が飛び込んできた。追い払おうとしているうちにハンドル操作を誤ってしまった」と供述しているという。

警察ではこの行為が事故に結びついた可能性が高いとみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース