多重衝突で関西の物流ルートが一時不通

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4日、兵庫県神戸市の阪神高速湾岸線で、渋滞の車列に大型トラックが突っ込み、ワゴン車や普通トラックなど車両3台が関係する多重衝突事故が起きた。

この事故で7人が重軽傷を負ったほか、事故に巻き込まれ、押し出されたクルマが車線をふさぐなどして、約1時間30分間に渡って現場を含む深江浜−住吉魚崎浜ランプが通行できなくなった。

兵庫県警・高速隊によると、事故が起きたのは4日の午前10時50分ごろ。神戸市東灘区深江浜町付近の阪神高速湾岸線で、下り車線を走行していた大型トラックが前方で発生していた料金所渋滞に気づくのが遅れ、車列最後部にいたワゴン車に激突した。

ほとんど減速せずに追突されたため、ワゴン車は車体を壊しながら前方に押し出され、直前にいた普通トラックに追突。3台のクルマは2車線を塞ぐようにして立ち往生し、現場付近での通行が完全にストップした。

この事故でワゴン車に乗っていた男女6人が骨折や打撲などで重軽傷を負い、トラックの運転手も打撲などの軽傷を負った。

事故の状況から、警察では最後部に激突した大型トラックの運転手が前方をよく見ていなかった可能性が高いとして、業務上過失傷害容疑での取り調べを進めている。

現場を含む阪神高速湾岸線は大型トラックの通行が多い物流の大動脈だが、この事故によって一部区間が約1時間30分に渡って不通となり、周辺道路に迂回するクルマが続出したため、現場付近は大混乱となった。

《石田真一》

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