1日、大阪府大阪市平野区内の阪神高速で、故障して路肩に停車したワゴン車に後続の大型トラックが追突した。ワゴン車は大型トラックに押し出され、車外にいた一家4人がはねられるという事故に発展。2人が死亡、2人が重体となっている。
大阪府警・高速隊によると、事故が起きたのは1日の午後10時5分ごろ。大阪市平野区背戸口1丁目付近の阪神高速・大阪松原線の下り線で、路肩に停車していたワゴン車に後続の大型トラックが追突した。
追突の弾みでワゴン車は前に押し出され、車外に出ていた4人が避ける間もなくはねられた。この事故でワゴン車に乗っていた一家4人のうち、22歳の男性と24歳の女性が全身を強く打って間もなく死亡、57歳の男性が頭を打って意識不明の重体、52歳の女性が重傷となっている。
警察では大型トラックを運転していた52歳の男が前をよく見ていなかった可能性が高いとして、業務上過失致死傷の現行犯で逮捕。道路交通法違反(前方不注意)容疑でも調べを進めている。
現場は比較的見通しの良い直線区間。ワゴン車は何らかの故障で立ち往生し、それを点検するために全員が車外に出ていたものとみられる。