日本自動車販売協会と全国軽自動車協会連合会が2日発表した7月の新車販売速報によると、長期の低迷にあえいでいたホンダが前年同月比20.7%増と大きく伸ばした。2ケタ増は2002年5月以来、実に2年2カ月ぶり。復調への足掛かりとなるのか、今月以降の動向が注目される。
7月は登録車が23.8%増の4万7557台、軽自動車が14.6%増の2万1827台で、合計では20.7%増の6万9384台だった。登録車は新モデルの『エリシオン』や『オデッセイ』が好調で、マイナーチェンジした『フィット』も回復しているという。
ホンダの今年1−7月の累計販売は前年同期比3.6%増となっており、ほぼ横ばいだった1−6月から、ようやく水面上に顔を出した形だ。8月からは新モデル『エディックス』も加わるため、持ち直しの傾向を強めるものと見られる。