磐越道の対面通行区間でも正面衝突…5人死傷

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27日午後、福島県いわき市内の磐越自動車道で、対面通行区間を走行していた乗用車と、ライトバンが正面衝突する事故が起きた。

この事故で乗用車側の4人全員が死亡。ライトバンを運転していた男性も顔面骨折の重傷を負っている。

福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは27日の午後3時40分ごろ。いわき市好間町大利付近の磐越自動車道で、対面通行区間の上り線を走行していた66歳女性運転の乗用車が対向車線側に逸脱し、下り線側を走行していた26歳男性運転のライトバンが出会い頭に衝突した。

衝突の弾みで乗用車はくの字上に変形し、上下逆さになってライトバンのエンジンルーム付近に落ちてきた。

この事故で乗用車を運転していた女性と、同乗していた74歳の男性と72歳の女性、11歳の女児の合わせて4人が頭を強く打って死亡。ライトバンを運転していた男性も顔面骨折の重傷を負った。

当初は72歳の女性が運転していたとみられていたが、この女性は衝突後に運転席付近に飛ばされていたことがわかり、運転していたのは66歳女性と後に訂正されている。

現場はいわきジャンクション(JCT)から西へ約5.5km進んだ地点で、対面通行区間となっている。警察では乗用車側が運転を誤り、対向車線側に逸脱したものとみて、事故の原因を調べている。

この事故の影響で磐越自動車道は事故現場を含むいわきJCT−いわき三和インターチェンジ間が約3時間30分に渡って不通となった。

《石田真一》

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