高速道路にツキノワグマが侵入、4台にはねられ即死

自動車 社会 社会

26日、秋田県河辺町内の秋田自動車道で、本線内に侵入したツキノワグマを乗用車4台が次々にはねる事故が起きた。クマは即死したが、この事故によって衝突した乗用車3台が大破し、自走不能となった。人的な被害は報告されていないという。

秋田県警・高速隊によると、事故が起きたのは26日の午後8時30分ごろ。河辺町七曲石坂台付近の秋田自動車道下り線で、追越車線を走行していた48歳の男性が運転するクルマが、本線上を右から左に歩いていた体長120cmあまりのツキノワグマをはねた。

クマの体はクルマの左フェンダー付近に当たり、そのまま走行車線側に押しやられた。走行車線には別の乗用車3台が走行していたが、この3台に相次いではねられ、クマは即死した。

この事故で最初に衝突したクルマがエンジンルーム付近まで大破して自走不能に、追越車線の2台もラジエーター付近を壊し、同様に自走不能となった。クルマは壊れたものの4台のクルマの運転手にケガはなかった。

現場は河辺ジャンクション(JCT)の南1.6km付近で、同一の個体かどうかは不明だが、事故前日にもフェンスをよじ登ろうとしているクマが目撃されている。

この事故でによって、現場を含む協和インターチェンジ−河辺JCT間の下り線は、約1時間30分間に渡って1車線が規制された。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース