飲酒運転の発覚を恐れた女、検問突破…4人負傷

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26日夕方、鹿児島県鹿児島市内の市道で行われていた交通検問を乗用車が強引に突破し、逃走するという事件が起きた。乗用車は逃走中に当て逃げ事故を繰り返して4人に軽傷を負わせたが、緊急配備されたパトカーに進路を阻まれ、運転していた30歳の女が緊急逮捕されている。

鹿児島県警・鹿児島中央署によると、事件が起きたのは26日の午後5時30分ごろだという。鹿児島市城南町付近の市道で同署が行っていた交通検問を1台の乗用車が強引に突破。そのまま国道225号線方面に逃走した。

逃走した乗用車は国道225号線を進行。鹿児島市天保山町付近の交差点で信号待ちのクルマ3台に相次いで接触。乗っていた4人に軽傷を負わせ、さらに逃走を続けた。

警察では進路にパトカーを配置。検問から約3km離れた地点でこのクルマを取り囲み、減速させた上で運転していた30歳の女を業務上過失傷害の容疑で緊急逮捕した。

女は酒に酔った状態で、アルコール検知では酒気帯び相当量のアルコールを検出している。警察では検問での飲酒運転の発覚を恐れ、そのまま逃走したものとみて、女を厳しく追及。動機などの解明を進めている。

《石田真一》

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