京都府警は20日、恒常的な違法駐車を繰り返し、警察が警告した後にもこれを改めることがなかったとして、京都市西京区内の3法人と、それぞれ会社で車両管理担当を務める3人を道路交通法違反(放置駐車容認)容疑で書類送検した。
京都府警・桂署によると、道交法違反容疑で書類送検されたのは、いずれも京都府西京区内にある雑貨販売会社と大学内の食堂運営会社、そして廃棄物処理会社の3法人と、各社で車両管理を担当する幹部社員3人。
調べによると、この3社は自社の前や、その付近の市道などへ恒常的に事業用の社社有車を路上に駐車。警察が今年4月から5月の間に警告を行い、「以後の違法駐車はしない」との誓約書を提出したにも関わらず、以後もそれまでと同様の行為を繰り返した疑いがもたれている。
いずれのケースでも違法駐車によって一般車両の通行に支障をきたす状態となっており、地域住民から警察に対して「なんかとしてほしい」という要望が数回に渡って寄せられていた。
警察では誓約書を提出させることで、これらの会社が違法駐車を止めるのではないかと期待していたが、結果的に口約束程度の効力しか発揮せず、今回の摘発に踏み切ったという。