先の信号は見ていたけど…多重衝突で14人死傷

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18日深夜、神奈川県伊勢原市内の国道246号線で、信号待ちをしていたクルマの列に後続の大型トレーラーが突っ込み、車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で最初に追突されたワゴン車に乗っていた1歳の男児が死亡。13人が重軽傷を負った。

神奈川県警・伊勢原署によると、事故が起きたのは18日の午後11時40分ごろ。伊勢原市板戸付近の国道246号線で、信号待ちで停車していたクルマに対し、後続の大型トレーラーが減速をしない状態で突っ込み、車両合わせて6台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で最初に大型トレーラーに追突されたワゴン車の後部が大破し、後部座席に乗っていた1歳の男児が全身を強く打ち、収容先の病院で死亡。このクルマに同乗していた64歳の女性など13人が打撲などで重軽傷を負っている。

警察では大型トレーラーを運転していた33歳の男を業務上過失傷害容疑で逮捕し、男児が死亡した後は容疑を業務上過失致死傷に切り替えて捜査を進めている。

取り調べに対し、この男は「一つ先の信号を見ていて直前にある信号の表示が目に入らなかった。気がついたときには目前にクルマが停止していて、ブレーキが間に合わなかった」などと供述している。

このため、警察では男が減速を最小限に抑えるため、直前の信号の動作ではなく、数個先までの信号の動きを見ながら走っていた可能性や、単に漫然運転の状態だったなど、いくつかの仮定を立て、事故当時にどのような状態にあったのか、男を追及して事故の解明にあたるとしている。

《石田真一》

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