シートベルト未着用?…クルマが転落、少年死傷

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15日深夜、三重県いなべ市内で、少年5人の乗った乗用車が道路を逸脱し、下を流れる明智川に転落した。

この事故で運転していた19歳の少年がハンドルに胸を強打して死亡。助手席の19歳少年が重傷を負い、後部座席の3人が軽傷を負った。警察ではスピードの出しすぎが事故の原因とみている。

三重県警・員弁署によると、事故が起きたのは15日の午後11時55分ごろ。いなべ市員弁町市之原付近の市道で、少年5人の乗った乗用車が対向車線に逸脱。そのままガードレールの隙間をすり抜けるようにして、道路から約6m下を流れる明智川に転落した。

クルマは転落の衝撃で小破し、運転していた19歳の少年がハンドルに胸を強く打ちつけ、臓器損傷で死亡。助手席に乗っていた別の19歳少年もダッシュボードで胸を強打する重傷を負った。

また、後部座席に乗っていた18−19歳の少年3人はいずれも軽い打撲で済んでいる。乗っていた5人は全員シートベルトを着用していなかった可能性が高いとみられている。

現場は緩やかな右カーブを抜け出た直線区間で、警察では運転していた少年がスピードを出しすぎ、制御不能になったまま対向車線に逸脱。飛び出した地点にガードレールがなく、そのまま川に向かって真っ直ぐ突っ込んだものとみている。

5人は友人同士で、多度町へ遊びに行き、帰る途中だった。

《石田真一》

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