『ディーゼルこそが、地球を救う』
小川英之/清水和夫/金谷年展 著
定価:1680円 発行:ダイヤモンド社
我が国でのディーゼル車のイメージは「うるさい」「汚い」「クサい」。しかし、本来は排出ガス中のCO2(二酸化炭素)が少なく、地球温暖化対策に有効で、熱効率の高い環境エンジンなのだが、石原東京都知事の衝撃的なパフォーマンスなどによって誤解をもたれてしまっている。
ところがクルマ先進国であるヨーロッパでは、「ディーゼルこそがエコカー」といわれ、メルセデス、VW、BMWなど多くのメーカーがこぞって、フラッグシップモデルにディーゼルユニットを採用。また、バイオマスやハイブリッドユニットとのマッチングはガソリンユニットよりも良好だといわれている。
本書では、ディーゼルエンジンに対して由来から最新メカニズムまでをわかりやすく解説し、なぜヨーロッパの人たちはディーゼルを選択するのか? を科学的根拠によって考察。モータージャーナリスト 清水和夫氏による最新ディーゼル 欧州実走コラムなど多角的な切り口の読みごたえある内容となっている。