横浜ゴムは、信州大学繊維学部工学科と共同で、生体情報により運転のしやすさなどの感覚を定量的に評価する手法を開発したと発表した。
上肢を動かす筋肉の収縮活動から運転のしやすさを、また、歯の噛み締めといった力みの程度から運転のストレスをそれぞれ評価する。
従来、タイヤの操縦安定性の評価はテストドライバーによる、感覚的な評価に頼っており、運転のしやすさ、難しさを定量評価することは難しいとされてきた。
評価手法を開発したことにより一般ドライバーからのデータ収集が可能になる。同社は、男女の幅広い年齢層のドライバーからデータを収集し、運転しやすいタイヤの開発に活かすとしている。