白昼堂々の高速道路逆走…飲酒運転

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23日午後、岐阜県瑞浪市内の中央自動車道下り線で、本線上を逆走してきたクルマを避けようとした乗用車が中央分離帯に衝突する事故が起きた。逆走車は6km進んだ地点でもトラックと衝突する事故を起こしている。

岐阜県警・高速隊によると、事故が起きたのは23日の午後4時ごろ。瑞浪市釜戸町付近の中央自動車道下り線を走行していたクルマのドライバーから「逆走してきたクルマを避けようとして中央分離帯に衝突してしまった」という内容の通報が寄せられた。

その数分後、別の運転手から「自分の運転するトラックと逆走してきたクルマが正面衝突した」という内容の通報が寄せられ、パトカーが現場に急行したところ、追い越し車線上で大破しているクルマを発見した。

トラック運転手の「相手は酒に酔っているみたいだ」との申告から、逆走してきた乗用車を運転していた男にアルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量のアルコールを検出したため、道路交通法違反(酒気帯び、通行区分違反)の現行犯で逮捕している。事故の巻き添えとなったクルマ2台の運転手や同乗者には幸いにもケガは無かった。

逮捕された61歳の男は酒に酔った状態でクルマを運転していたことを大筋で認めているが、逆走に至った経緯については「覚えていない」と供述している。ただし、直前までパーキングエリアで休憩していたことについては認めており、警察では現場に近い屏風山パーキングエリアを出発する際、誤って入口側に進行したことが事故の原因とみている。

《石田真一》

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