バイクのひったくり少年、屋根を逃げ回る

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18日午後、原付バイクに乗ってひったくりを行ったとして、警察官に追跡されていた16歳の少年が民家の屋根などを伝い歩き逃げ回る事件が起きた。少年は約20分の追跡劇の後、強盗致傷容疑で逮捕されている。

神奈川県警・戸塚署によると、事件が起きたのは18日の午後1時50分ごろ。横浜市戸塚区品濃町付近の市道で、65歳の女性が買い物のために歩いていたところ、背後から接近してきた2人乗りの原付バイクに乗った若い男に現金5万円などの入ったハンドバッグを奪われた。

女性はバッグを奪われまいと抵抗した際に転倒、足などに全治2週間の軽傷を負った。

通報を受けた警察では強盗致傷事件として捜査を開始。パトカー25台やヘリコプターなどを現場周辺に急行させ、2人乗り原付バイクを捜索した。

その結果、午後2時30分ごろに事件発生現場から5kmほど離れた横浜市市西区久保町付近で2人を発見。このうち16歳の少年1人については警察官がその場で身柄を確保、強盗致傷容疑で逮捕した。

もう1人の少年は走って逃走。横浜市西区浜松町の商店街付近で追い詰められ、民家の屋根に上がり、これを伝い歩くなどして逃げ続けた。警察官も屋根に上り、少年の後を追うなどして約20分間の攻防が続いたが、午後3時ごろにこの少年も同容疑で逮捕された。

少年たちが犯行に使用した原付バイクは4月下旬に鎌倉市内で盗まれたものであることも判明。少年らがひったくりを行うためにバイクを盗み、犯行を繰り返していた可能性が高いとして、警察では2人を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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