福島県警は17日、暴走中にエンジンを空ぶかしさせたとして、17歳の少年に対して、今月1日から施行された福島県暴走族等根絶条例違反(深夜における空ぶかし禁止)を初めて適用し、同日までに送検していたことを明らかにした。
福島県警・交通指導課によると、県の暴走族等根絶条例を初適用されたのは、いわき市内に住む17歳の少年。
調べによるとこの少年は15日早朝、いわき市錦町付近の市道で400ccバイクに3人乗りしているところをパトロール中の警察官に発見され、道路交通法違反(無免許、定員外乗車)の現行犯で逮捕された。
少年は警察に発見された直後、エンジンを空ぶかしするなどの示威行為を行いながら逃走する姿勢を見せたが、これが今月1日から施行された県の暴走族等根絶条例で規定された「深夜(午後10時から午前6時)における空ぶかし禁止」に当たると判断。初めて適用されることになった。
空ぶかしによる示威行為を禁止する規定があるのは、全国でも福島県だけ。条例に違反した場合には、20万円以下の罰金が科せられることになる。