密輸出のロシア人船長を逮捕…「知らなかった」と否認

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石川県警は16日、カンボジア船籍の木材運搬船がロシアに向けて盗難車を密輸出しようとしていたとして、船長を務める男を15日までに関税法違反容疑で逮捕したことを明らかにした。

男は「第三者に託された。盗難車とは知らなかった」と供述しているようだ。

石川県警・七尾署によると、関税法違反容疑で逮捕されたのは、ロシア国籍を持ち、カンボジア船籍の木材運搬船の船長を務める56歳の男。調べによると、この男は今年5月26日の深夜、七尾港へ停泊中の木材運搬船に新潟県内や宮城県内で盗まれた高級RV4台を積載し、国外に無断で持ち出そうとしていた疑いがもたれている。

盗難車が積載されていた船は、ロシアのナホトカ港から木材を運搬して七尾港に到着。折り返しロシアに向かう便には、他の中古車などが積載されていた。税関が調べたところ、この中に盗難車が含まれていることが発覚。船長を逮捕していた。

船長は取り調べに対して「知人からロシアに運んでくれと託されただけで、盗まれたものとは知らなかった」と供述。密輸出の容疑を否認しているという。

警察ではこの船長に輸送を依頼した窃盗グループが存在するとみて、船長を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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