5月30日夜、京都府八幡市内の交差点で、2人乗りの自転車に乗用車が突っ込んだ。自転車に乗っていた16歳の少女が頭などを強打し、事故から6時間後に死亡した。クルマはそのまま現場から逃走したが、事故から1時間後に警察へ出頭した男を逮捕している。
京都府警・八幡署によると、事故が起きたのは5月30日の午後7時40分ごろ。八幡市八幡三反長付近の市道交差点で、横断歩道を渡っていた2人乗りの自転車に対し、南進していた乗用車が減速しないまま突っ込んだ。
衝突の弾みで自転車は転倒し、乗っていた2人が路上に投げ出された。このうち自転車の後部に乗っていた16歳の少女が頭を強打し、収容先の病院で約6時間後に死亡。自転車を運転していた16歳の少年も右手首の骨を折る重傷を負った。
乗用車は自転車と衝突した後、そのまま現場から逃走しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。目撃証言からおおよその車種も特定できた。
事故から約1時間後に警察へ男が出頭し、事故を起こしたまま逃走したことを供述。警察では同日の深夜に業務上過失傷害で男を逮捕。1人が死亡した後は同過失致死傷に容疑を切り替えて捜査を続けている。
調べに対して男は「怖くなって逃げた。自転車には気がつかなかった」などと供述しているようだ。