注意されたことに腹を立て、クルマを急発進

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27日未明、千葉県旭市内で酒に酔った男がラーメン屋台で他の客と口論となり、これを仲裁しようとした店主に腹を立て、クルマではねようとした。店主は軽傷で済んだが、警察ではこの男を殺人未遂の現行犯で逮捕している。

千葉県警・旭署によると、事件が起きたのは27日の午前3時30分ごろ。旭市鎌数付近で営業していた屋台のラーメン店で食事をしていた37歳の男と、他の男性客がちょっとしたトラブルをきっかけに激しい口論となった。

男が一方的に絡んでいたため、59歳の男性店主が「出て行け!」と一喝。暴れる男を取り押さえ、近くに止めてあった男のクルマに強引に乗せようとした。男はこれに激怒し、店主が屋台に戻りかけた瞬間にクルマを急発進させ、店主をはねようとした。

だが、店主は急加速するエンジン音に気づいて回避。路上に転倒した際に腰を打ったが、幸いにも軽傷で済んでいる。

居合わせた客や騒ぎを聞きつけた近隣住民が警察に通報し、男は駆けつけた警察官に殺人未遂の現行犯で逮捕された。

男は泥酔状態で、警察の事情聴取に対しては「すべてに腹が立った」などと話しているという。店主は「男は店を訪れたときから酒に酔っているようだった」と証言しており、飲酒運転の疑いもあるとして、男の酔いが醒めるのを待ってさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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