スズキの鈴木修会長が、ハンガリー共和国の政府から、「星付中十字勲章」を受勲した。星付中十字勲章は民間人に授与されるものとしては最高位の勲章で、ハンガリーで乗用車生産工場を初めて立ち上げたことが評価された。
スズキはハンガリーの合弁会社マジャールスズキを設立、1993年から乗用車生産を開始した。ハンガリーで初めて乗用車生産工場を立ち上げ、自動車産業を通じてハンガリー経済の発展に貢献したとして、ハンガリー進出を決断した鈴木会長に勲章を授与した。
鈴木会長は18日、ハンガリーのメジェシ首相から、ハンガリー国会議事堂で受勲した。
マジャールスズキでは、乗用車9万台を生産し、ハンガリー国内での販売と輸出を行っている。また、ハンガリーワインを累計180万本日本に輸入・販売する業務も行っている。
鈴木会長は、1991年にハンガリー共和国名誉領事に、1999年にはハンガリー名誉総領事に任命されている。