7日未明、福岡県福岡市で、速度超過が原因となってスピンしたとみられる乗用車が中央分離帯を越えて対向車線側へ飛び込み、順走していたトラックと衝突する事故が起きた。この事故で乗用車を運転していた男性が死亡している。
福岡県警・博多署によると、事故が起きたのは7日の午前1時40分ごろ。福岡市博多区諸岡付近の市道で、横滑りで対向車線側に飛び込んできた乗用車と、順走していたトラックが出会い頭に衝突した。
トラックは突っ込んできた乗用車の後部に衝突したが、これによって乗用車はさらにスピン、コントロール不能のまま道路脇の民家の壁に激突、ようやく停止した。
この事故で乗用車を運転していた29歳の男性が頭などを強打して間もなく死亡。トラックを運転していた54歳の男性が足に軽傷を負っている。
現場は見通しの良い片側2車線の道路で、乗用車が進行してきた方向には約45mに渡るスリップ痕が残されていた。警察では速度超過で進行していた乗用車が何らかの要因で急減速しようとしてスリップし、コントロールの効かないまま対向車線側に飛び込んだものとみている。