ルマン24時間耐久レース参戦会見(19日)では3チームの監督が出席し、ドライバー紹介とレースへの意気込みを語った。LMP900クラスに参戦するチーム・ゴウとアドバン・コンドウレーシングでは、総合優勝を狙っているとのコメントが聞かれた。
昨年の4位を上回る成績が期待されるチーム・ゴウの郷和道監督は「チームのみんなが自分の仕事をきっちりやれば、自然といい結果が出るだろう」と余裕すら感じさせるコメント。「ライバルは?」の問いに「まず近藤さんのチーム、そして他のアウディ車」と答えた。ドライバーは荒聖治、トム・クリステンセン、リナルド・カペロの3名。
ライバルとして名指しされたアドバン・コンドウレーシングは、童夢シャシーに無限エンジン、ヨコハマタイヤという純日本パッケージング。今回はドライバーではなく、監督として参加する近藤真彦氏は「ライバルと言っていただいて光栄。こちらもレースではアウディをぜんぶ食いたい(抜きたい)」と力の入った発言。
ちなみに同チームはマシンだけでなくドライバーも加藤寛規、道上龍、下田隼成という日本人トリオ。近藤監督は「ドライバーを引退したつもりはないが、今回はチームの司令塔として参加することになった」という。