10トンの砂利に埋まる…トラック横転で6人死傷

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14日午後、岐阜県多治見市内の国道19号線で、右折してきたクルマを避けようとしたトラックが横転し、対向車線を直進しようとしていた乗用車に積荷の砂利が大量に降り積もった。この事故で乗用車に乗っていた1人が死亡、1人が重体、3人が重傷を負った。

岐阜県警・多治見署によると、事故は14日の午後1時40分ごろに発生している。多治見市池田町7丁目付近の国道19号線の交差点で、直進していた大型ダンプトラックが直前を強引に右折しようとした対向車を避けようとした際、ハンドル操作を誤って対向車線側に倒れこむように横転した。

対向車線には直進中の乗用車2台がいたが、ダンプトラックに積載されていた10トンの砂利が横転したことによって散乱し、このうち1台に降り積もった。

消防が現場で乗用車を掘り出す作業を進めたが、乗用車を運転していた66歳の男性が死亡。助手席に乗っていた1人が意識不明の重体。後部座席の3人が重傷を負った。また、この乗用車の後続を走っていた1台もブレーキが間に合わずに砂利に突っ込み、運転者が重傷を負っている。

警察の調べに対し、ダンプトラックの運転手は「強引に右折してきたクルマとの衝突を回避しようとした」と供述している。右折したクルマは現場から走り去っており、警察ではこのクルマが事故の発端になった可能性が高いとみて、行方を追っている。

《石田真一》

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