ドライブ中に聞く音楽で、もっとも危険な曲は、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』である、という調査結果が、イギリスのRACファウンデーションによって発表された。
同調査によると、1分間あたり60ビートを超えるハイテンポの楽曲を、90デシベル以上のボリュームで聞くと、ドライバーの危険回避の動作は約20%遅れるという。こうした音楽を聴いていると心臓の動悸が早くなり、血圧があがるためだという。
このほか危険な曲は、1位の「ワルキューレ」に続いて、プロジディの『ファイアースターター』、ベースメント・ジャックスの『レッド・アラート』、フェイスレスの『インソムニア』と続き、ベルディの『怒りの日(鎮魂歌)』が5位にあげられている。
また、安全な曲として、ゲイリー・ジュールズの『マッド・ワールド』、レマーの『アナザー・デイ』、シュガーベイブスの『トゥー・ロスト・イン・ユー』、ブルーの『ブレス・イージー』、ノラ・ジョーンズの『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』などのスローテンポの曲があげられている。
安全運転のためには、選曲にも気をつけた方がよい、と同調査は指摘している。