【新聞ウォッチ】入社式・トップの訓示「変化対応力」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年4月2日付

●入社式、トップの訓示、「変化」への対応力期待(読売・8面)

●リコール204件442万台、過去最高、子供シート初リコール(読売・38面)

●三菱「ハブ」破断、摩耗データ偽り報告? 99年の事故、国交省、近く聴取(読売・39面)

●三菱自動車、政策投資銀行に出資要請、再建向け数百億円規模(朝日・1面)

●三菱自動車、体質改善へ新規定、内部通報者を保護(朝日・38面)

●3月新車販売台数、三菱自動車、前年比17.8%減、リコールの影響は見られず(毎日・10面)

●新車販売、2年ぶり減、小型振るわず、軽は4年ぶり増、15年度国内(産経・10面)

●4輪への駆動力配分、コンピューター制御、ホンダ新システム開発(産経・10面)

●三菱自動車再建、最終案きょう提示、ダイムラー首脳来日(東京・8面)

●トヨタ系内装新会社、首脳人事固まる(東京・8面)

●三菱自動車の増資引き受け、ダイムラー、50%(日経・11面)

●グループ上げた再建関与強調、三菱重工会長(日経・11面)

●好みの用品、取り付け納車、ボクだけの中古車、ガリバー、オートバックス(日経・35面)

ひとくちコメント

新年度が始まった1日、多くの企業で入社式が行われた。きょうの各紙も新入社員に向けたトップの思い思いのメッセージの一部を紹介している。

このうち、トヨタの張冨士夫社長は「厳しい環境だからこそ今後の取り組みいかんでは、大きな成長のチャンスがあると前向きに取り組むのが必要だと思う」(読売)と述べたのをはじめ、日産のカルロス・ゴーン社長は「自動車業界は変化が激しく、自らチャンスをつかもうとする皆さんの姿勢がチャンスをもたらす」(産経)などと、げきをとばした。

また、試練にたたされている三菱のロルフ・エクロート社長は「厳しい状況に直面しており、新しい血液、新しい考え、創造性が問われている。厳しい中でも人に投資するのは、我が社の将来を信じているから。皆さんの手助け、スピリットが必要だ」(毎日)と訴えたという。

今年も「厳しい環境と変化の激しい時代」を訴えるとともに、新入社員には「対応力」を期待したトップのメッセージが目立った。

《福田俊之》

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